数年前、広島に購入した建売住宅は、玄関を入ってすぐのところに洗面所と浴室があります。建売住宅なので自分たちでそうしようと決めたわけではなく、最初からそうでした。購入前は特にそこを重要視していたわけではなかったのですが、住んでみてこの配置は便利だなと感じます。

まず、帰宅してすぐ洗面所があると、手洗いやうがいをしやすいので良いです。特に子供は手洗いすることが病気の予防になると分かってはいても、リビングに一度腰を落ち着けてから「手を洗って」と言ってもたいてい面倒くさがります。会社の顧問医にも手洗いの大切さは強調されていますが大人でも面倒に感じるものです。その点、リビングに入る前にそれを済ませてしまえれば楽ですし、習慣になりやすいので良かったと思いました。

また、雨上がりなどは地面がどろどろになります。しかし子供は地面の状態なんてお構いなしに思い切り遊びますから、足元に泥汚れがたくさんついて帰ってきます。玄関でそれを発見できればすぐに浴室で足を洗わせることができますし、洗面所にある洗濯機に脱いだ靴下をすぐ入れることもできるので便利でした。

この住みやすい間取りの建売住宅を設計してくれた人は最初からこれが分かっていたのかどうか分かりませんが、使いやすい配置にしてくれて感謝したいと思います。